お持ち帰りされた俺

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 ばつの悪い返事の後、2人分の食器を流し台に運び、俺は洗い物を始めた。2人分で朝食なのだ。5分もしない内に俺は食器を洗い終わり、拭き、戸棚にしまっていた。 「終わったよ。」  俺はリビングのソファでくつろいでいる雛さんに報告をする。 「ご苦労様。  そして、先に言っておくけど次の仕事は暫くないわよ。  少なくともお昼までは休憩。ゆっくりしましょう。お互いに。」  見事に先を取られてしまったが仕事がないのなら仕方がない。彼女の向かいのソファに座ってくつろぐ事にした。  体を預けるソファと同じくらい和かに午前の時間はゆっくりと過ぎていくのだった。  ********* 「り…遷里っ!」 「うおっぅ!」  思わず変な声が出た。目を開けると雛さんのどアップが迫っていた。  どうやらソファに座ってそのまま眠っていたようだ。
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