不良の彼女と俺

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いきなり現れた彼女を男たちは思い切り睨んだが、彼女が誰なのかわかるとただただ驚いていた

彼女は長い金色の髪をなびかせながら緋色の特攻服を着て狭い路地の入口に立っていた

その特攻服は県下最大とも言われているチーム天華のものであり、更に緋色は親衛隊長が身につけるべき色だったからだ

俺は情けないがその間逃げる元気もなく座り込んだままただ彼らを見上げていた