誕生日~始まりは何から?~

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まだ少しずつ丁寧に食べている麗奈を見てて女の子だなぁーって何度目かの実感。 食べてるのは同じくうどん。 寒いからもちろん暖かいやつな。 「……食ったら眠ぃ」 「ふふっ、子供みたいだね」 「なんだとー?」 そんな感じで楽しげに話していると、なーんか嫌な雰囲気っていうか目線っていうか。 ……まさかの麻衣か? あいつはそこら辺の察知能力は高いからな。 恐る恐る俺は振り返ると―― 「あり?由美?」 「そ、そうよ!私よ!」 そんなうどん乗せたトレイを持ちながら言われても……ねぇ? そんなツンツンしなくてもいいのに。 んでもって座りたそうだから荷物をどかしてスペースを作ってあげる。 そしたら満足気に由美は座ります。 ちょっと麗奈がムスッとしてるような気もしなくはないけど。
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