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そしてすぐさま到着!
まぁただエスカレーター昇るだけだからな。
「あんま人いないな」
「そりゃあ平日だからね」
「……忘れてたよ」
フードコートっていうだけあって、流石にかなりの数の食べ物屋が軒を列ねているな。
いやーそれにしても腹減った。
何を買うかな、食うかな~。
って。
「やば……っ」
「どうしたの雄二くん?」
「……ない」
「何が?」
「お金が」
言った瞬間、麗奈が全力でこっちを見て「はぁ?」って顔をしました。
いやだってね?
なけなしの金を麻衣のカバンで使い、残りはさっき飲み物に費やし、残金200円。
ハンバーガー一個じゃ男子高校生の胃袋は満たされないぜ。
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