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二度と咲かない花
果てしない夢へと続く階段が途絶えてしまった
養分を吸い忘れ
一瞬の儚い姿を映し出した物
壊れた映写機が写す映画みたいだった
虹が現れた時
駆ける精霊のようで
可愛らしかった
あの続きはいったい何処へ？
そらよりも長かったはずの道は
突然切れてしまう
行き場を無くしたヒトのように
水を求めて彷徨う日々
その時はまだマシでいまよりずっとまし
あの時誓った赤紫色の夕焼け
今も覚えているのだろうか
頭のなかで描いてみるけれど
思い出せなかった
時がたつと失われていく記憶
それが悲しくて
でも運命
どう足掻いても変えられない物
失っていい時もある
でもそれは自分の汚点
一番忘れていけない物
劣等感と優越感が交じり合う感情が
二つによって一つに繋がる
事件解決のような感触
今でも覚えている
失われたものは二度と戻らない
永遠に
永久は長くやがて消えていく
その暗闇が君を今包んでいく
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