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《ケン君!目瞑って手だして!》
僕は、君が言った通りの動作を行う。
《プレゼントがあるの!ケン君明日誕生日でしょ?》
そう言った君は、ガサゴソと背負っていたエナメルバックをあさると、僕の掌に何かを置いた。
《はい!もう開けていいよ?》
僕が目を開くと、小さな向日葵がついたネックレスがちょこん、と僕の掌にのっていた。
《それ、私とお揃いなんだ!見て、ほら~》
そう言って左手の薬指をちらつかせる君。
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