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涼子「私、孝太郎とはずっといい関係の幼馴染みでいられると思ったの、だからわざと後ろから叩いたりしていたずらしてたんだ」
孝太郎「…」
涼子「でもね、孝太郎が学校で算数の計算とかを簡単に解いたり他の子にわからない所をわかるまで何回も優しく教えてあげたりしている姿を見ているうちに、私の中で孝太郎が幼馴染みから気になる存在になっていったのね」
孝太郎「…」
涼子「今日だって孝太郎が助けてくれなかったら私は今ここにいなかったんだもん」
孝太郎「…そうだね」
涼子「だから病院で先生から孝太郎が助けてくれたって聞いた時、もうただの幼馴染みじゃ嫌だって思っちゃって…」
孝太郎「…」
涼子「…長々と話しちゃってゴメンね、最後に私の今の気持ちを孝太郎に伝えるね」
孝太郎「…うん」
涼子「私は孝太郎の事が好きです。付き合って下さい」
涼子は全ての思いを孝太郎に伝えると、やはり恥ずかしくなったのかそのまま下を向いてしまった
その涼子の告白に初めは戸惑っていた孝太郎だったが、全てを聞き終わると意を決した様に涼子に話しかけた
孝太郎「…涼子、今度は僕の話を聞いて下さい」
涼子「…はい」
孝太郎「涼子の思いはすごく伝わりました、きっと半端な気持ちで告白してくれたんじゃないと思うんだ」
涼子「…うん」
孝太郎「だから今度は僕が涼子の気持ちに対して答えを出す番だと思う…しっかり聞いて下さい」
涼子「…はい」
孝太郎「…ラブレターありがとう。とても不器用な人間だけど…こんな僕で良かったらこちらこそよろしくお願いいたします」
涼子「孝太郎…」
孝太郎は自分の気持ちを伝えると、そのまま涼子の頭を優しく撫でニッコリ微笑んだ
涼子「孝太郎…私、今とっても幸せだよ」
孝太郎「僕も幸せだよ、生まれて初めて彼女ができたんだから」
二人はお互い顔を見合わせると緊張が解けたのかクスクス笑い始めた。
孝太郎「そろそろ帰ろうか、みんな心配してるだろうから」
涼子「そうだね、帰ろ」
孝太郎「ねえ…少し手をつなごうか…」
涼子「…うん」
二人は少々ぎこちなかったがそのまま手をつないだまま、公園を後にした
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