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1日目がスタートした。
『ゆうり』は学校へも行かず、ファーストフード店でバイトをしていた。
ゆうり「俺はいつ死ぬ?」
ゴミ捨てに裏口から外へ出た時におもむろに聞いてきた。
M「悪いな。禁則事項だ」
ゆうり「なんだよ、死神。何、イラついてんだよ」
M「知るかよ。俺にもわかんないだ」
ゆうり「ワケわかんない…」
『ゆうり』と『ゆうき』の父親は不況のため職につけず飲んだくれて挙句の果てに母親に暴力を振るい、母親はそれに従う精神的に弱い人間だ。
そんなわけで家計は常時火の車。
国からの多少の援助ではやっていけず、『ゆうり』が働いて僅かながらも家計を助けていた。
それもこれも、大事な家族が離れない為…
どんな親でも、子が純粋に愛しているのなら、例え辛くたって堪えられるんだよな…
待てよ
なんで俺、体験もしてないのにそんな風に思える?
ああ
調子狂う
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