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一真「ただいま~」
母「おかえり~。一真、さっきから友達が待ってたよ?一真の部屋にいるはずだから」
一真「?今日は誰とも約束してないけど」
部屋で待つという友達の元に向かい、階段を上がる
一真「.........雅人?」
一真のベッドの上でミリと遊ぶ親友の姿が、そこにはあった。当時の雅人とは比べ物にならないくらいイカツいファッション、面構えだったが、一真に向ける目付きも笑顔も、あの時と変わらない
雅人「よッ!」
一真が投げてよこしたキンキンに冷えた缶コーラをキャッチする
雅人「あっぶねえだろお前(汗)ミリに落としたらどうすんのや!?」
一真はクスクス笑い
一真「お前がキャッチしそこなうはずないって信じてるからさ」
雅人「なんだそりゃ。意味わかんねえし。とりあえずご馳走さん」
一真「でもどうしたのさ雅人。いきなり家に来るなんてさ」
雅人「ん~、アレだ、久しぶりにミリの顔が見たくなってよ」
一真「そうなんだ。........オレじゃなくて?」
雅人「うん、お前じゃなくて」
一真「あっそう」
一真は冗談混じりにヘソを曲げる
雅人「ウソだから~、マジになんなよ一真~」
雅人は一真の肩に手を乗せ、苦笑いする
雅人「でもよかったわ。元気そうでよ、お前等」
一真「なんだよそれ」
雅人「いや、お前この頃浮かねえ顔して帰ってたからよ」
一真「?いつ見てんの?オレの帰るとこ」
雅人「小学校ん時よく遊んでた廃虚あったろ?あそこ今オレのいるチームの溜まり場なんだよ。」
一真「そうなの?」
雅人「ああ。お前ほぼ毎日同じようなシケたツラで帰ってたろう。それで、ちょっと心配になってよ」
おもむろにタバコを取り出し口に加える
一真「オイッ!!ここ禁煙」
雅人「おっと、悪い悪い。お子様には刺激が強かったな(笑)」
一真「ハイハイわかったからベランダ行こうな~」
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