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ぐったりしてしまいそうなほど晴れ渡る空の下で蝉は忙しなく鳴き歌っていた。
そんな光景が見える廊下を高校生の制服を纏った幼過ぎる少女が歩いていた。
──その背後から小悪魔的な笑みを浮かべた影が忍びより…
「ユー…リ!」
「っひゃ!?」
いきなり背後から伸びてきた両手は、少女の見た目とは不釣り合いな大きな胸を鷲掴みにしていた。
「ち、ちょ!?////あ…ん樹さん!////や、やめ…やめて下さい!////」
そう吠える少女──百合夜の耳元に杏樹はゆっくりと口を近付けると
「我慢しなくて良いのよ?こうされるの好きなんでしょ?」
「なっ!?////す、すすす好きな訳ないじゃないですか!////」
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