#2 百花繚乱

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「あらそう?スズとの時は「こんな所で何言いだしてるんですか!!////」 そう!ここは学校なんです! そんな事言われたら…──てか、もう既に周りの眼が痛いんですけど… そんな事を心中で呟いていた半泣きの百合夜のスカートのポケットからバイブの振動音が聞こえてきた。 「ユリ。学校にまでバイブは持って来ちゃダメよ?」 「なっ!?////も、持ってくる訳ないじゃないですか!杏樹さんじゃあるまいし!」 「失礼ね。もう、持って来てないわよ。必要ないし」 “もう”って…前は持って来てたんですか… 内心であきれながらも、スカートのポケットからバイブの発生源である携帯を取り出した。 そのディスプレイに映し出されている名前に、百合夜は重いため息を吐くことになった。
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