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「あらそう?スズとの時は「こんな所で何言いだしてるんですか!!////」
そう!ここは学校なんです!
そんな事言われたら…──てか、もう既に周りの眼が痛いんですけど…
そんな事を心中で呟いていた半泣きの百合夜のスカートのポケットからバイブの振動音が聞こえてきた。
「ユリ。学校にまでバイブは持って来ちゃダメよ?」
「なっ!?////も、持ってくる訳ないじゃないですか!杏樹さんじゃあるまいし!」
「失礼ね。もう、持って来てないわよ。必要ないし」
“もう”って…前は持って来てたんですか…
内心であきれながらも、スカートのポケットからバイブの発生源である携帯を取り出した。
そのディスプレイに映し出されている名前に、百合夜は重いため息を吐くことになった。
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