第一章・熟成

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「何か用かよオッサン」 「……絞め殺すぞ?」 男は首を竦め睨みを効かしたが 「やれるもんならやってみなよ あんた、警察に捕まるぜ?」 「国家権力を盾にして、強くなったつもりか? これだからガキは嫌いなんだ」 男は饒舌にしゃべり、薄ら笑いを浮かべ挑発を続ける 「それにその顔、どうにかならんか? ただでさえ気持ち悪い顔が更にその痣で醜さを引き立てている」 川に座っている男は背中ごしでも分かるくらいに怒りで震えている しかし男は口を止めない 「それに川に座ってかっこいいつもりか? てめえみたいな粕に座られたら川も可哀想だな どうせなら便器の上に座ったらどうだ?」 言い終わるが否や川に座っていた男が弾かれた用に飛びかかった
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