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その日の瞳はいつもと様子が違ったんだ
「瞳?今日は元気ないね?」って言ったら
瞳が「翔太は運命って信じる?」って悲しそうに言ったんだ
「…信じるよ」
「じゃあ、もし瞳が生まれ変わったらまた、私を好きになって下さい。」って泣きながら言ったんだ
「何言ってんだよ瞳。」って目に涙を溜めて俺は言ったよ
「今日で翔太とはお別れなの…。翔太とはもう会えないの…」
俺の手を握りながら言ったんだ
「瞳と別れたくない。頑張ろうよ?瞳…」と言いながら手を握り締めたんだ
でも、瞳は首を横に振ったんだ
「私は翔太に出逢えて幸せでした。好きになってくれてありがとう。また、生まれ変わったら恋人同士になろうね?翔太のこと愛してたよ…」
「今日の瞳は変だよ?一生の別れみたいな事言わないでくれよ。」
「ごめんなさい。そして、ありがとう。私の事は忘れてくれていいから。」って悲しそうに言ったんだ
「忘れるわけないだろ!俺は瞳の事愛してるんだから。頼むから俺の前から居なくならないでくれよ!!瞳が良くなったら結婚しよう?」と言ったら
「ありがとう。でも、きっと無理だよ。」って涙を流しながら言ったんだ
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