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僕が切なくもほろ苦い夢から覚めるとそこには見飽きた天上が目に入った。
僕がベッドから上半身を上げ目覚ましを見ると7時38分となっている、どうも少し速く目が覚めたらしい…もしかして今日が高校2年の始業式だから?
「ま…いっか」
と、本気でどうでもよくなり、僕はベッドから降りて自分の部屋からでる、僕の部屋は2階にあり1階からは母親が鼻歌を歌いながら朝ご飯を作る軽快な音が聞こえる。
キュウインーキュウインー
ザリ、ザリ
シュシャキン!シュシャキン!
どうしてあの機械音から旨い朝飯ができるのだろうか?
僕が町内7不思議に戦慄しながら1階に降りトイレに向かう。
すると途中に髪をツインテールにしている中学3年の僕の妹が居た。
「お兄ちゃん、オハヨー速く死んで♪」
「あ~はいはい分かったから、そこを退け」
「お兄ちゃんのイジワル~」
と言いながら妹はキッチンに向かう。
僕は妹の将来を心配しながらトイレを済ます、あれは妹の元々のキャラじゃない。
…………それはと言うと妹はかなりのアニメファンで気に入ったアニメキャラの髪型と声と性格(設定?)を真似るのが趣味で、さっきのもアニメキャラの真似で……。
確か今は『あなたを地獄までおとどけします♪』って名前のアニメで、ツインテールで悪魔の女の子が主人公を殺し、地獄まで運ぼうと頑張る愉快で痛快な混沌アニメだっけ?
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