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「拓斗……流石にそれはないわよ……まさか元クラスメイトを忘れるなんて……」
「いや! 仕方ないじゃん! なんていうか……影薄いし……」
「う~んまあ、確かに濃い方じゃないけど……流石に……一年も一緒に勉強してそれは……」
やばい……このままでは僕が人で無し見たいになってしまう……何とか弁明しなければ……!
「いやでも! それは……!」
「さっきから、煩いぞ! 谷坂! 萩原!」
「「はい! すいませんでした!」」
僕が咲きに弁明しようとするが、伊良夏先生の怒りの声で声が出せなくなる……超恐い……!
それからは別に問題が起こる事も無く(自己紹介からおかしな人が居たり、橋本さんの自己紹介で男子が騒然と為ったりしたがきりがないので以下略)遂に僕の自己紹介まで回って来た……。
あんまりしたくないなあ……自己紹介……でもしょがないか……。
「萩原拓斗と言います! よろしく!」
と僕がクールに決めて椅子に座ろうとする……よし! これで終われ……
「萩原! 何座ろうとしてんだ! 所属クラブとクラブレベルをとっとと言え!」
……る訳なかった……僕は伊良夏先生が言う通りに所属クラブとクラブレベルを言う……ええい! ままよ!
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