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「和火は鍵部がどんなのか解った?」
と僕は隣でノートに何かを書いてる和火に聞いてみた。
「ああ……次に行け」
「OK! じゃあ有難う灰川さん!」
「別にええよ! また解らん事が有ったら聞きや!」
灰川さんはそう言いながらニカッと笑う………中々いい人だ……。
でもこんないい人が何でGクラスに為ったんだろ?と僕は一瞬不思議に思ったが別に良いか、と考えるのを辞め次の紙を取り確認する。
………えっと………監視……部?………さっきの鍵部より余計に訳が分からない……取りあえずこれに所属して要る人に聞いてみよう……。
「次の監視部って誰?」
僕が教室を見渡しながら聞くと一人の女子生徒がタップリ4秒位使い手を挙げる。
その女子生徒はこのGクラスの中に居ても何処か変な感じで、まず何を考えているか解らない漆黒の眼に無表情だが中々可愛い顔立ち。
そして一番おかしいのが両手に抱えているノートパソコン………持ってて良いの?
「えっと……名前聞いて良い?」
僕が聞くとその女子生徒は大きくコクりと頷く………。
何か見た目が根暗な感じがするから性格も根暗な感じなのかと思ったが………何か違うな………。
僕がそう思って居る前で藍浄さんは自己紹介を始める。
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