Gクラスの自己紹介―拓斗の新クラスメイト編

6/14

143人が本棚に入れています
本棚に追加
/164ページ
「それって詰まり……この学校の警備の全ては生徒がしている……と?」 僕が藍浄さんの吸い込まれる様な漆黒の眼をじっと見ながら聞くと、一度大きくコクりと頷き小さな口を開く。 「でも大丈夫……この学校は監視部の部員が改造して、監視カメラ、赤外線レーザー、温度感知装置、その他のハイテクトラップを仕掛けている……」 今言外にこの学校を要塞化していますって言われた気がする。 「そう……何だ……えっと……和火? どんなクラブか解った?」 「大体な……次に行け……」 「ハイハイっと……それじゃあ藍浄さん教えてくれて、ありがとう! また解らない事が有ったら聞くね?」 僕が藍浄さんにそう言うと、藍浄さんは小さくコクリと頷く……。 寂しそうに見えるのは気のせい何だろうか? 僕は不思議に思いつつ次の紙を一枚取り確認する……。 今度はもう少しまともなクラブが来てくれると有り難いな……えっと………情…報……部………情報部?……どんどん意味がわからなく為って行くな………。 僕は当然この部がどんな部か解る訳も無く教室を見渡しながら聞く事にする。 すると今度はおっとりとした女子生徒が手を挙げる……。何か女子ばっかりの様な気がするけど………まあ良いか……。
/164ページ

最初のコメントを投稿しよう!

143人が本棚に入れています
本棚に追加