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「私の名前は~山羽、菊といいます~以後よろしくです~」
と山羽さんはおっとりとした感じ言う…………聴いてると眠たく為るな………。
「それじゃあ山羽さん、情報部について教えてくれる?」
「はいはい~わかりましたです~」
山羽さんはそう言うと一回コホンと咳をして説明を始める。
「情報部はですね~簡単に言えばこの学校から他学校の事まで、そしてそこの生徒の事を調べるクラブです~、と言っても法律に触れない程度の情報ですけどね~そしてその情報を必要な人に売る………じゃなくて差し上げるんです~例えば次の試合対戦する相手の学校の事や選手のこと…………なんか色々ですね~この学校で起きた出来事なら大体は調べてますし~当然この学校に居る全生徒の事もね~~私の説明わかりました? 萩原君~~」
「うん? は……はいわかりました! 説明有り難うございます!」
「いえいえ~別に良いですよ~」
行きなり名前を呼ばれるから反応が遅れて仕舞った………。
一気に説明したりする所を見ると、この人意外に押しが強いのかもしれない………。
ていうか説明の時、売るって聞こえた様な気がするけど…………まあ……いっか。
「和火? 次行くよ?」
と、隣の和火に一様聞いておく、後々わからなかったと言われたら面倒だしね。
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