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「ああ……OKだ……」
と和火はノートにシャーペンを走らせながら答える。
「うんじゃ……次はっと……」
僕は紙を一枚取る………鍵部に監視部そして情報部……今までのってなんかセキュリティに疑問を持つクラブばかりだな………。
僕は紙を確認する……えっと………科学……部?………科学部か………案外普通………これは聞かなくて良いかな?………一応和火に聞いてみよ。
「ねえ和火、科学部って別に………」
と僕がそこまで言った時、いきなり男子生徒が立ち上がり声を張り上げる。
「そーのクーラブに所属しーて居るのはこの僕ーでーす!」
「うわぁおぃ! いきなり何! ていうか誰!?」
いきなり声を出すから無茶苦茶ビックリして仕舞った…………うわぁおぃって何だ!
「誰ー? そのー質問ー答えて差し上げまーす! 僕ーは科学ー部二年ー木ー島、伊方ー《きじま、いかた》と言いますーよろしくーお願いしますー!」
クラブは今まで一番普通だと思ったけど……。
まさか部員が今までで一番普通じゃないとは………もしくは科学部でこの人だけが普通じゃないのか……どっち何だろう……?
「ていうか聞いてないから科学部の事は……だから座って下さい」
僕はそう言って次に行こうとするが、木島くんは僕の言う事を完全に無視して説明を始める。
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