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「科ー学部はーただただ興ー味の有る事ーを研ー究するクラブーで、人にーよってはー研究ー部と呼ぶ人もー居ますーわかりましたかー?萩原くんー」
取りあえず人の話しを聞かない人だという事がわかった。
「うんわかった、だから座って木島くん」
僕がそう言うと木島くんは説明した事で満足したのか大人しく座る……なんか一気に疲れたな………。
「ねえ和火? 多分このままじゃあクラブの説明聞いてるだけで夕方までかかりそう何だけど………」
僕は隣で今なおシャーペンをノートに走らせて居る和火に聞いてみると、和火はシャーペンを止め、こちらを向き口を開く。
「ああ、そうだな……一回目の会議で余り時間を使うのは良く無いしな……」
和火はシャーペンを顎に当て考える。
「うん、だから今日はこの辺にしない?」
「そうだな……今日はこの辺にしてまた今度にするか……先生の話しに寄るとGクラスには余り鬼ごっこを仕掛けるクラスは無いそうだしな……」
「そう言えば伊良夏先生も何かそんな事言ってたっけ……何で?」
僕は素直に隣の和火に疑問を聞くと、和火はすぐに答えを返す。
「ああ……それはどうも下のクラスに宣戦布告して勝つのは弱い者イジメみたいで恥だ……みたいな風潮がこの学校には有ってな、一番下のGクラスはそれのお陰でほとんど宣戦布告されないらしい……だからだ」
と和火が解りやすい説明をしてくれる………成る程ね~。
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