始めは

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始めは

この国がおかしくなったのは僕、萩原拓斗が女の子のなんたるかを考えていた中2の夏だった。 政府が行った学校改革案の一つ『教育に鬼ごっこを加える』とのことだ、鬼ごっこは知力、体力、時の運が必要とか何とかで。 ……それ一つで学校が無茶苦茶変わった。 と言っても鬼ごっこ自体高校2年から始まる物だったため鬼ごっこはしなかったのだが。 中学校から頑張ろうとか言って何故か中学校のクラブがえらい数になるとゆう事件? が中2秋、唐突に襲いかかってきた。 もう……あれだね普通クラブって15個あれば多いはずなのに元々生徒が多かったせいか1ヶ月で30個位に増えて……せめて1年ならまだしも帰宅部2年だった僕はただただ圧巻だった。 それなら無害だったのが秋といったら体育祭、もといクラブ対抗リレー。 あれはみんなに取っての拷問だね……親も生徒も先生も半分位のクラブが走ったじてんで応援しなくなったもの。 でもね実況役の生徒、彼だけは一人で喋り続けた、それにきずいた親、生徒、先生、が何故か涙を流しながら実況を応援するとゆうどこぞの青春映画みたいな最高に感動する場面が生まれた。 当然僕も実況の彼を応援したねもうヤバい薬やり続けた患者みたいに。 だが改めて思いだすと混沌と狂喜に満ちた体育祭だった(終わったの夜の11時過ぎていたしね) などなどあった鬼ごっこ関連の夢を思いだしながら高校2年の春が始まった。
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