ある朝突然…

3/8
前へ
/59ページ
次へ
私は庭を掃除して、家の中を掃除した 近所のスーパーに行き、夕飯の買い物をする ホントにいつもの一日であった いつもなら会社帰りにくる電話やメールが今日はなかった そろそろ新婚時代も終わりの時期なのかな…と私は淋しい思いで、テーブルに置いた携帯を見つめる ところが海里が帰ってこない 電話も出ないし、メールの返信もない きっと仕事で急な接待ができたんだ… 私は先にスープカレーを食べると、お風呂に入り、居間で海里を待った 2時になっても帰ってくる様子はなく、私は少し心配をした その時、携帯が鳴った。海里からのメールだ 【空、ゴメン】 なんだ、やっぱり仕事なんだ 私は縁側の戸を閉めて、玄関に鍵をすると二階に上がり先に眠った 翌朝、海里が帰った様子もなく、私は身体が震えた まさか事故?でも事故なら警察から電話があるはず たいしたことないわ、男同士の付き合いかもしれないし なんども不安を打ち消して、私は縁側の戸を開け、そこに座った 仕事が始まる頃、私は会社に電話をして海里を呼んでもらった 『谷崎さん、昨日から風邪で休んでますよ』 私は自分を名乗らず、すぐ電話を切った どういう事? 海里の携帯に電話をする 『おかけになった電話番号は現在使われておりません…』とガイダンスが流れた 海里が消えた… 私の前から… めまいがして私はそのまま倒れてしまった
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4242人が本棚に入れています
本棚に追加