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私は庭を掃除して、家の中を掃除した
近所のスーパーに行き、夕飯の買い物をする
ホントにいつもの一日であった
いつもなら会社帰りにくる電話やメールが今日はなかった
そろそろ新婚時代も終わりの時期なのかな…と私は淋しい思いで、テーブルに置いた携帯を見つめる
ところが海里が帰ってこない
電話も出ないし、メールの返信もない
きっと仕事で急な接待ができたんだ…
私は先にスープカレーを食べると、お風呂に入り、居間で海里を待った
2時になっても帰ってくる様子はなく、私は少し心配をした
その時、携帯が鳴った。海里からのメールだ
【空、ゴメン】
なんだ、やっぱり仕事なんだ
私は縁側の戸を閉めて、玄関に鍵をすると二階に上がり先に眠った
翌朝、海里が帰った様子もなく、私は身体が震えた
まさか事故?でも事故なら警察から電話があるはず
たいしたことないわ、男同士の付き合いかもしれないし
なんども不安を打ち消して、私は縁側の戸を開け、そこに座った
仕事が始まる頃、私は会社に電話をして海里を呼んでもらった
『谷崎さん、昨日から風邪で休んでますよ』
私は自分を名乗らず、すぐ電話を切った
どういう事?
海里の携帯に電話をする
『おかけになった電話番号は現在使われておりません…』とガイダンスが流れた
海里が消えた…
私の前から…
めまいがして私はそのまま倒れてしまった
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