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朝を迎えた
昨日の夜が嘘みたいに暖かい朝だった
携帯にも家の電話にも連絡はなく、私は一番に海里の実家に電話して事情を説明した
お義父さんとお義母さんが、とにかくそっちにいくから落ち着いてと、泣いてる私をなだめた
会社にも連絡した。上司の部長に詳しい事情を話した。震える私の声に、時間を作って家にいきますからと言ってくれた
私の身体の震えは治まらず、涙も止まらなかった
私の周りで何が起こってるんだろう?頭がまとまらない
桜が満開のこの家に起こった事件
私はこの日を境に、海里のいろんな秘密、人間関係を知ってしまう事になる
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