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『ねぇ、外で何があったの?』 言い合いを続けている総司と永倉に美華は聞いた。 「あぁ…どうやら女子の肩が男にぶつかったみたいだな。そんなことくらいで刀を抜きやがったから、この新八様がちょっと懲らしめてやっただけだ」 『…殺したの?』 自慢げに話した永倉に美華は聞いた。 「美華さん、そんな顔しないでください。いくら僕等が壬生狼と言われてるからって、このくらいの事で殺したりはしませんよ」 総司が美華に言った。 「…姉ちゃんのいた時代はこんなに物騒じゃない、平和な時代なのか?」 俯いていた顔を上げた美華に永倉は聞いた。 『多分…あんまり変わらないと思う。殺人事件とか毎日あるし、世界には戦争だってあるから…けど、あたしのいた日本は人前で堂々と殺人はしないから、死体とか見たこと無いんだよね』 「そうか…じゃあ姉ちゃんには酷な時代だな」 永倉は頭を掻きながら気まずそうに言った。 「大丈夫ですよ、美華さんは僕が守りますから!任せてください!!僕、強いですし」 真面目な顔で言った総司を見て、美華は笑った。 『ありがとう、沖田さん。沖田さんがあたしのいた時代にいたら、間違いなくNO,1ホストだよ』 「「…?」」 首を傾げる総司と永倉を見て、美華は笑顔でお茶を啜った。
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