プロローグ

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時は去年の12月23日に さかのぼる。 この時期はクリスマスで街中が賑わい、外に出てみれば綺麗なイルミネーションの数々が目に止まる。 そんな中、今までで最高潮の盛り上がりを見せる者がいた。 彼の名は斎藤雄大。 ここ烏森高等学校で 正臣にあるチケットを彼は渡してきた。 「なにこれ」 「聞いて驚くなよ?西山梓の"今年のクリスマスは梓と一緒に☆コンサートライヴ"のチケットが手にはいったんだ!しかも2枚も~♪」 嬉しそうな表情、且つ何かしらを企むような顔でじっと正臣を見つめる雄大。 正臣はとっさに聞き返す。 「……ん!?」 「一緒に行こう…ね?」 こうして正臣は西山梓のコンサートに行くはめになったのだ。 そして正臣は西山梓の大ファンになってしまった。
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