プロローグ

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プロローグ

俺は前までこんなんじゃなかった。 「恋Bのグッズ今日発売じゃなかったっけ?」 「あ!そうだね!じゃあ帰りにアニメイトに寄ろうか」 「とらのあなは?」 とある学校の渡り廊下。 静まりかえる廊下には彼らのヲタク話しか響かない。 たまに軽音部のドラム音が微かに聞こえてくるくらいだ。 彼らの名前は野田正臣。 そして斎藤雄大。 正臣がヲタクになったきっかけ、それは雄大が原因だった。 すべてのはじまり。それはアニメだった。 去年の冬、正臣に革命が起きた。 それが原因だ。平凡な日々が非日常に変わってしまったのは――――。
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