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「今日も疲れたな…あれ?何か今視界がぶれたような気がしたけど、やっぱり疲れてるんだな。」
そう言って短めの黒髪にメガネをかけたスーツ姿の男、江藤 修二は電車の座席に腰掛けていた。
暇なので窓から外の景色を眺めていた時…。
クラ~ともフラ~とも付かない何とも言い難い感覚に襲われた。
「なんだ、今のは…!?やっぱり疲れているのだろうか…民家に重なってあんな、まるで機械で出来たお城の様な物が見えるなんて。」
-次は ~
アナウンスが彼の降りる駅を報せた。
あっ、着いたのか。はやく帰ってゆっくりと休むとしようかな…。
こうして歪む景色な目を向ける事なく彼は家路についた。
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