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一年生のときに私は先輩に恋をしたよ。
初めてなのに先輩とっても優しくしてくれた。
いつも私の所にばかり来て笑わせてくれた。
先輩に恋をするのはおかしいかな。
―二年生―
私は先輩のことを嫌いになれなかったよ。
先輩はずっと優しくしてくれた。
私のことを捨てなかった。
付き合ってた訳じゃない。
わかってた。
先輩にとって私は後輩だってこと。
だけど私にはしょうもないことで喜ぶしかなかったんだよ。
メールをするようになって先輩と私はだれよりも仲良くなった。 メールの中では敬語を使わなくなった。
私は嬉しかったよ。先輩。
先輩の引退二週間前になって先輩と喧嘩した。謝るタイミングがなくてそのまま先輩は引退。
私はね。先輩にどれだけひどいこと言われても嫌いになれなかったんだよ。
先輩が卒業した。
つらかった。もう会えない。
喧嘩したままでメールもできない。
そうだ。
メールで謝ろう。
ゴメンねって。
私は早く帰って先輩にメールを送った。
だけど返事はなかった。
私は少しまったよ。
その時に電話がかかって来たんだ。
卒業した部長から―
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