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念願叶った一人暮らし初めての夜、携帯が鳴った。
“久史くん”からだった。
彼は綾にとって✨特別✨な存在。
高校の時に知り合い、彼のルックスとキザでロマンチストな性格は綾をときめかせた。
そして18歳の時、思いきって告白をしたのだ♎
綾✨人生初の愛の告白✨
しかし久史の答えは‥
「彼女が一番好きだから‥ごめん。」
綾は見事フラレた😭
そぅ‥
その答え通りに久史には彼女がいた。
そんな事は百も承知の上の告白だった💧
‥だって彼女は綾の友達だったのだから💧
美華(彼女)とは、毎日一緒に学校で連るんでたグループの内の1人だったんだけどね‥
でもこの時は高校も卒業していて美華とは会わなくなっていた。
だから告白したってのもあるんだけど💦
だから美華には久史を想う気持ちは一切言ってなかった。
だって‥
美華は綾に時折、こう漏らしていたんだもん。
「昨日、元カレにご飯おごってもらって家まで送ってもらったんだぁ~🎵
今はメッシー&アッシー君だよ😁」
って自慢気に無邪気に笑ってた。
メッシーにアッシー君……。
あの頃は、こんな言葉が普通に飛び交っていたっけ💧
今となっては、かなりの死語だけどね😓
それはさておき、もちろん美華の行動を久史くんは知らない。
綾は思った。
“それなら美華より私の方が絶対久史くんを幸せにできる❗❗”
ってね。
しかし、哀れにもそんな自信は告白と共に崩れ去ってしまい‥😢
フラレたショックにしばらくは落ち込んでいたけれど‥
立ち直るにはさほど時間はかからなかった。
ちょっぴり悔しいあまりに
「久史くんは知らないだけで本当は美華リン酷い事してるんだよ😭」
そぅチクってやろうかと思った💧
けど、久史くんの顔を見ていると、どうしても言う事が出来なかった。
きっとこんな事言ったら久史くんは傷ついちゃうょね💧
こうして失恋した綾は久史と連絡する事もなく、会う事もなく、半年が過ぎていった。
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