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この日、綾は約束した駅のホームで友達を待っていた。
その友達は理恵と言って久史くんの幼なじみ。
理恵も高校の時の仲良しグループの1人で、久史くんと出会ったキッカケは理恵だった。
ここは久史くんの地元‥‥
すると向こうから、見覚えのある懐かしい顔が飛込んできた。
久史くんだ💦💦
「うわぁ~久しぶりぢゃ~ん‼」
変わらない眩しい笑顔で久史は言うと、綾の頭を優しく撫でた。
ホント偶然でビックリした💦
まさか、こんな再会をするなんて‥
そしてこれを機に、また久史と連絡を交すようになった。
この時すでに久史は美華とも別れフリーだった。
けど綾は一度振られた身。
もう二度と自分から気のある言葉は言うまいと決めていた。
そんな中、2人はいつのまにかお互いの存在を辛い時や寂しい時には必ず一緒に居てくれる…
いつしかそんな関係になっていた。
都合いい関係?
そうかもしれない。
それでも良かったの。
悲しい時、辛い時、暇な時、気持ちを満たしてくれる…。
満たしてあげる…。
寂しがりな性格はお互い似ていたのかもしれない。
いつでも甘えられて頼りにしている存在。
そんな関係が続いていた。
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