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こんな関係はあの再会をキッカケにずっと続いていた。
お互い結婚はしたものの何かある度に連絡を取り合ってた。
途切れる事なくね。
そして綾の一人暮らしも半年を過ぎた頃、相変わらず久史は直々と綾のアパートへと遊びに来ていた。
綾はバツイチとなっていたが、久史は結婚していて、子供も二人いた。
久史の家は自営業。
実家の1Fが仕事場、2F部分が住まいとなっていて、その為自宅にはあまり帰らず、奥さんとは半別居状態だった。
久史は綾のところに来ては、よく愚痴を溢していた。
その一方、奥さんの方も綾の存在は知っていた。
夫婦がうまく行かなくなってから久史は平気で自宅から綾に電話をしてくる事もあったから💦
そんな久史を綾は何も言わずに受け入れてた。
ある日、久史のお母さんから携帯に電話がかかってきた。
久史が結婚する前までは、自宅にもよく遊びに行き母親との交流もあった。
気さくな話やすいお母さんだ。
「綾ちゃん、久しぶり、元気?
久史がよくお邪魔してるみたいで、ごめんなさいね。」
「おばさんも元気ですか?」
そう聞こうとする間もなく、おばさんは続けてこう言った。
「マコちゃんがね、貴方たちの事をとても心配しているの。おばさんは貴方たちの間柄を知ってるから疑ってはいないけど…
わかるでしょ?!
もう久史には会わないでほしいの。
おばさんと約束できるわよね?」
綾は戸惑いながらも素直に
「わかりました。」
そう言って電話を切った。
そぅ言うしかなかった。
久史の奥さんは、久史本人に問い詰める事が出来ず、姑に頼んだみたいだ。
そぅだよね💦
今の私がしてる事は『常識外れ』だ💧
いくら昔からの友達だろうが、そんな事は通用する訳がない💧💧💧
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