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122 名前:祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:33:50.26 ID:60HAO/620
9 人で遊ぶ時は秘密基地で、ソニアと二人で遊ぶ日曜日は
ソニアの家で過ごしていた。たまに学校の別の子と遊んだり
もしたけどね。
今と違って携帯電話とかがなかったから、遊んだ日に大体次の約束をして、
どうしても行けない時はソニアに電話して伝えてた。
123 名前:祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05 /19(水) 15:35:04.44 ID:60HAO/620
12月に入るとスルツキやフルヴァツキの人々が慌しくクリスマスの準備をして、
小さい街ではあるけれど、少し華やかになったのを覚えている。
ボシュニャチの人たちは基本的にムスリムだから、普段と変わらない生活だったんだけどね。
125 名前:祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05/19(水) 15:41:18.83 ID:60HAO/620
俺と父さんは久しぶりに休日を一緒に過ごした。
休みの日は殆ど家に居なかったからね。父さんは色んな料理を
作ってくれたよ。どれもやっぱり美味しくなかったけれど、
それでも嬉しかった。
「外国で生活させてしまってごめんな。」といった事を言われたけれど、
俺にとっては、既にこの国が故郷のように感じていたし、何より俺に
居場所があるというのが嬉しかった。だからこの国で一生暮らしたいって
言ったよ。
126 名前:祐希 ◆fyiPNhmVqk :2010/05 /19(水) 15:42:06.73 ID:60HAO/620
父さんは笑いながら、ここしか仕事ないし、永住するかみたいな事を言ってた気がする。
新年が過ぎ、冬の季節になった。日本と比べてそこまで寒いわけではないと思っていた
けれど、実際には急に冷え込んだりするから常に厚着をして、厚い時は脱いで手に
持ったり、リュックに入れたりしていた。
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