0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
寝苦しい夜だった。
暑さで目が覚めると枕元の時計は午前4時を指している。
「ったく…」
中途半端な時間に起きてしまった、
今から再び寝るにも微妙な時間だ。
「しょうがないか…ゲームでもしよ」
立ち上がりテレビの電源ボタンを押す。
すると画面に奇妙なノイズが走り、何かの映し出した。
「なんだこれ…」
画面を見つめる。
ノイズが走りよく見えないが古い映像のようだ。
場所は…廃屋?若い女性が映っている。男性の声もする。カップルが心霊スポット探検でもした時の映像だろう。
気味が悪くて消そうとする、しかし電源は消えない。
テレビのコンセントを抜いても何故かテレビの電源はついたままだ。
…おかしい。
「夢か…?」
確かに夢なら理屈がつく。
そんな事を考えていると急にテレビから奇妙な叫び声が聞こえた。
驚いてテレビに目を向けるとテレビの電源は落ちていた。
最初のコメントを投稿しよう!