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私にはここがどこなのか、さっぱり見当もつかなかったけど、道路幅や交通量から見て、ここが長野の中心の方だというのはすぐにわかった。
高速道路を降りたときよりも、ずっと道を歩く人が多い。
信号の向こうは、東京でも良くあるスクランブル交差点で、街の人たちは様々な方向へと歩いていく。
その奥に立つ青いガラス張りのビルには長野の白い街並みがぼんやりと写って、まるで大きな鏡のようだ。
道行く人はあまり寒そうに見えないのは何故だろう。
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