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その日のテレビは、参議院選挙を前に控えての衆議院の解散をずっとドキュメントし続けた。
参議院選挙を前にどうして衆議院を解散するのか、山川総理大臣に記者からの質問が次々飛んだが彼は一言、
「ごきげんよう!」
と言うと唖然となる記者達を尻目に、官邸へと消えていった。
困ったのは参議院選挙だけでなく、衆議院選挙も対策を考えなくてはならない各党だ。
早く候補者を擁立しないと、自分の党に票が入らない。
与党を守りたい民意党と、野党から与党に返り咲きたい自主党のドロドロした選挙戦だと言われていたが、実際世論調査をしてみると、どちらの支持率も横ばい状態。
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