前夜

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 全国の選挙区は各政党の立候補者が懸命に政党のマニフェストと自分のしたいことを訴える。  参議院選挙は最初から決まっていたので立候補者としてはやりやすいが、衆議院選挙は突然の事態なので立候補者は苦戦を強いられることに。  自主党、民意党がそんな感じなので、弱小政党の新党興和、日本党などはもっと苦戦を強いられていた。  内閣はといえば山川総理大臣の発言を受けて総辞職し、早くも次期総理が二人擁立しており、前から言われていた浅香候補が当選確実となった。  また組閣人事は前内閣からの再任がほとんどだったが、一部新入閣がいたりして新聞やテレビを騒がしていた。
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