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「えぇ、あなた秋山君の彼女でしょ?」
なんだ知ってるんだ。
「あの…」
いいかけたとき
「別れてくれない?あなたおもいのよね」
えっ…、今なんて…??
「だから別れてほしいの、秋山君優しいでしょ?だから言えないのよ。あなたの態度が彼を苦しめてるの分からない?」
頭が真っ白になる。
どういう関係か聞こうとしただけなのにどうしてこうなってしまったんだろう。
「あっくんとは別れません。あっくんはあなたに彼女がいるって言いましたよね?」
「えぇゆったわよ、でも彼苦しそうだったわ。やっぱりあなたがおもいのよ」
「初めて会ったあなたにそんなこと言われたくありません!」
怒鳴って自分の教室に帰る。
声が聞こえてたのかあっくんがびっくりしてくる。
「どうした?でかい声が聞こえてたけど喧嘩でもしたのか?」
あたしは俯いて首をふる。
あっくんはあたしの頭をくしゃくしゃっと撫でその場をはなれる。
あたしは泣きそうなのを必死にこらえていた。
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