突然の別れ

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「明君は...もうこの世にはいないわ...」『そんな...』私はわかっていたはずだった。だって、明とお別れしたんだもん...もう会えるはず無かった。でも、悲しかった。『明がいない世界なんて嫌。もう生きてたって...何の意味も無い..このまま死んでしまえば良かった...』[パチン]お母さんが振り上げた手が、私の頬を叩いた。「馬鹿な事言うんじゃないの...あなたは明君の死を無駄にするき?...明君のお陰で助かったのよ。」『それは、明が救急車を呼んでくれたからでしょ。』「違うのよ、夏美。違うの...」
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