当たり前の日常。

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「ねぇ、今日は何して遊ぶ??」 私達に訪ねる佑弥。 私と詩織は同時に答える。 「「お絵かき!!」」 「じゃあ僕、自由帳取ってくるね!」 佑弥は立ち上がり、3冊の自由帳を持って戻って来た。 私達は、クレヨンを出して絵を描き始めた。 「できたっ!!」 詩織は無邪気な笑顔でこっちに自由帳を向ける。 「これが佑くんで~、こっちが遥ちゃん! それでね~....」 楽しそうに描いた絵の説明を始める詩織。 その笑顔は可愛くて、まるで天使のようだった。 ずっとこんな日が、続けばいいのに。 私はそのとき本当にそう願った。
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