ひとつめの物語

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「告る?」 「なんだってー」 言葉に驚いたもののもう俺ら顔はニヤニヤ 早く先を聞きたいぞー やんや、やんやとお祭り状態 標的になったこいつは バラした奴を睨みつけながら蹴りいれてる。 「お前ー」 でも言うほど顔は嫌そうじゃない。 「で?」 誰からともなく聞いた 「誰に告るんだよ」 「お前好きな奴いたんだ」 「勉強しか興味ねえと思ったけどな」 「やっと目覚めたか」 「言えよ言えよ」 けしかけた 強引な俺らに呆れたこいつもようやく 実はーと喋りはじめる おぉいいねいいねー 俺らはもう興味津々めちゃくちゃ大興奮 「俺好きな奴いてさ、ずっと告白しようかどうか迷っててさ」 うん うん それで? それで? 「同じクラスの1番前の席のさあ」 へー ・・・・・ 同じクラスかー 一番の前の席ねー どの列だ?
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