悲劇の連鎖

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どんなきれいで洗練された町でも、その裏側には想像もつかないくらい汚い場所が存在している。 そんな汚い路地裏で、一人の少女がゴミ袋を漁っていた。 ボロボロの衣服を纏い、痩せこけ、長い髪はボサボサに乱れている。 今日を生き抜く事で精一杯の少女には、身なりを気にする余裕などないのだ。 少女はゴミを漁るのに夢中で、生ゴミの入ったポリバケツに腕が当たり、倒してしまった。 「…あ!!」
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