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婦人は天使のような柔らかな笑みを浮かべてこう言った。
「…いいのよ。
それよりアナタ、そんな格好では折角の美貌が台無しよ。」
「びび、美貌なんて、そんな…。」
少女はいつも、ゴミを見るような目で見られていた。
自分を人間扱いしてくれる言葉を掛けられた事は初めてだったので、驚きを隠せなかった。
「いいえ、
わたくし、アナタのような美しい娘が欲しいと思っていたの。」
「アナタ、養女にならない?」
ーENDー
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