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今日で二十歳になる君へ、俺なりのお祝いをしたいと思っている。
それは君を自由にする事。
今日はおやじも帰って来ているからおふくろの気も君から逸れているだろう。
だから君が誕生日を迎える今日、決行する事に決めた。
実は君に言っておかなければいけない事がある。
実は、君の誕生日パーティーは体のいい婚約パーティーであり、大きな会社に恩を売るためのものであるから君に拒否権はない。
なぜそんなことを知っているかというと、俺に義妹が出来たのは君が初めてではないから。
君も薄々気付いていると思うが、おふくろは人に依存しないと生きていけない人間なんだ。
だから束縛しすぎて、結局人をダメにしてしまう。
君にはこれから記す事をきっちり頭に入れて、実行して欲しい。
それが君の自由へと繋がるんだ。
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