3章"再会"

21/31

2977人が本棚に入れています
本棚に追加
/1184ページ
「はぁ…はぁ…幾ら我慢していたからって…やりすぎですっ!!」 瑠衣の上で、ぐったりしている総司… 「本当に耐えていたんですからぁ~見境も無くなりますよ…お預けは辛いです…。」 「お…お預けって…///」 「瑠衣、眠ってしまいますし、起こす訳いかないじゃ無いですかぁ~私の忍耐力だって限界はあります…///」 「う…ごめんなさい…↓↓」 とりあえず謝るしか無い瑠衣、今までに無い荒々しさに驚いたのは本当で…でも総司の言葉を聞いたら、怒る訳にもいかない。 「本当に男心分かって下さいよぉ…好きな女子目の前にして耐えるのが、どれだけ辛いか。」 「うぅぅ…。」 返す言葉が無い…↓↓ 「はぁ…本当に不安になりますよ…瑠衣は…。」 「それ…何時も言われてる気がする・・・・・」 瑠衣は上目づかいで総司をそっと見る。 「だから、それですよ…そんな表情されたら男なら我慢出来ません!!」 逆効果…しゅんと小さくなる瑠衣…朱雀でも、こういう所は天然、純粋培養で育っている。 「一生こう不安で追いかけるのですかね私は…↓↓↓」 総司一番の悩みの種復活…瑠衣の天然さは折り紙付き…そのせいで色々と心配させられたのが次々と思い出す…↓↓ 「最近は…少しは感づく様にはなりましたよ…総司が心配する程鈍く無い…と思います。」 「本当ですかねぇ~」 ついつい溜め息が出てしまう、まだまだ何かありそうな…予感がするのは気のせいだろうか? 「私だって色々考えてますっ、一応総司に言われてかなり考えました…本当ですよ…。」 まだ総司が覆い被さっているので逃げられない瑠衣。 いや逃げようと思えば逃げれるが、総司相手にはしたくない。 「本当ですね…?」 「ほ…本当です。」 こういう時の総司には逆らえ無い、経験上良く分かっている…素直に従う瑠衣、完全に観念している。 「本当に心配で心配で堪らないのですからね…変な男に付いて行っては駄目ですからね!!」 「総司…私は子供ですか↓」 「そういう所はそうです!!」 「そんなぁ・・・」 何か本気で落ち込みそう… その手には、そんなに信用無いのかな…私…↓↓ いきなり考え込む瑠衣、警戒心はあるつもりだけど‥ 総司に言えない部分も多少なりとも無きにしも非ず。 ・
/1184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2977人が本棚に入れています
本棚に追加