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{うん。実は僕ね、たまに人の街から本を取り寄せてくるんだけど、よくその本に出て来る人たちなんだ。}
{成る程。主が会いたくなるほどの人間がいるとは………。どのような人間なのだ?}
マグナが興味もってくれたことにジンは嬉しさを感じながら楽しそうに話し出す。
{えーとね。こういう街中にいつの間にか現れては人々を集め、人々を喜ばせる。後、去るときは風のようにいなくなってしまう、凄い人たちなんだよ!}
{そのような人間がいるのか?それほどの者達がいるとは………、長年この世界に暮らしていたワレでも知らなかったぞ}
{マグナも会いたくなったでしょ?}
{ああ、ワレも是非会ってみたい!}
そこからジンはアイスを食べ終わってもマグナとその“人たち”について楽しく話し続けた。
すると………
{ん?主よ。あれではないか?あそこに人間が集まっているぞ}
「え?本当!?」
マグナの言葉にジンは飛び上がって辺りを見回すと、ジンから50㍍ぐらい離れたお店の前に人だかりができているのを発見した。
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