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とある家の中…
「この人は学校で有名な先輩なんですよ」
「へー、みんな楽しそうだね?」
「はい!私の自慢の人たちです!」
「ふふ〓ん♪」
あの後街の扉が閉ってしまった為ジンは街の外に出ることが出来なくなり、かと言って宿屋に泊まることも出来なくて本気で困っていたところ………
『あ、あの……。もし良かったら私たち家に来ませんか?』
と、メリルの驚きの提案にジンは二つ返事でお願いした。
ちなみにメリルの母もメリルが提案するとは思っていなかったらしく、驚いていた。
その後思い立ったが吉日、ということでジン達は軽く自己紹介済ませると(メリルの母の名前はメイシス=アルテットだそうです。)メリル達の家に向かった。
そして現在、ジンは家の居間にあたる所でメリルのアルバムを見ながらメリルの思い出話を聞いている。
メイシスは台所で鼻歌を歌いながら料理を作っている。
「この写真は?」
ジンが指をさした写真には何やら建物の中でメリルと一緒に自慢の先輩(女性)、身長が2〓ぐらいある優しそうな瞳をした男性、そして標準の体格をしたニヤニヤしている男性の4人が楽しそうに写っていた。「えっとこれは“学園祭”の時の写真ですね」
「学園祭………、学園って魔法学園イリーガルの?」
「はい、そうです。あそこはこの世界で一番大きな魔法学校なんですよ?」
「へー、そうなんだ」
楽しそうに話してくれるメリルにジンもニコニコしながら相づちをいれる。
それからもメリルは魔法学園イリーガルについて発表会をするようにジンに話し続けた。
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