第5章 神、家族って………

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Q3 メリルは何故魔法学園イリーガルについて詳しいの? A3 『人間どもの常識みたいだな』 Q4 いつの間にメリルは“自慢の先輩”と仲良くなったの? A4 『学園の行事がある度に小娘がその先輩とやらに会いに行ったから、だそうだ』 Q5 自慢の先輩と一緒に写真に写っている男性2人は? A5 『先輩の友達、だ』 Q6 何故メリルは魔法学園イリーガルに入学したいと思ったの? A6 『先輩みたいに強くなりたい。用は憧れからだな』 Q7 なので…… A7 『必死に魔法の勉強したみたいだな』 Q8 『何故ワレが説明しないといけないのだ!?』 A8 暇そうだったから(笑) 夕食が終わり、3人は食後の休憩のためにお茶を飲みながら雑談をしていた。 「メリルは凄いね。話だと“貴族”っていうのが沢山いる場所なのに」 「ううん。お母さんの教え方がうまいから、…………だから合格出来たのっ」 「いいえ、全部メリルが頑張ったおかげよ?教え方がうまくても頑張らなかったら意味ないからね」 「でも私が挫けそうになったとき、お母さんは一杯励ましてくれたんだよ」 「それが母親ってもんなんだよ。それにあたしは応援しただけで立ち直ったのはメリルの力だけ」 「でも…………」 互いを褒(ホ)め合う2人。そんな2人の様子に、ジンは何やら温かいものを感じてニコニコしていた。 「も、もう止めようよ。ジンさんが見てるし」 さすがに恥ずかしくなったらしく、メリルは顔を赤くしながら無理やり話を切る。 「そうね。それよりジン君はギルドランクいくつなんだい?たった1人でするぐらいだし、ずっと気になっていたのよ」 メイシスもメリルに賛成したみたいで簡単に話題を変えた。 .
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