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あの激闘が繰り広げられた夏の大会から数ヶ月が経過した。
今の季節は秋。
紅葉が冴え渡るこの時期に、豊田達パワフル野球アカデミーのメンバー全員はアカデミーに集まっていた。
そして全員が教室の中央にある大型のテレビの画面を釘付けとなって見ている。
何故、豊田達がアカデミーに集まっているのか……。
それは今日、自分達のこれからの行く道が左右するイベント、ドラフト会議が行われるのだ。
それが故に全員がこの場に集まっているのである。
豊田「………………」
矢部「………………」
陣内「………………」
スッ…
陣内「よっしゃっ!!アガりだぜっ!!」
手に持つ2枚のカードを机に叩き付ける陣内。
カードには絵柄が描かれてあり、言ってしまえばトランプ。
そしてババ抜きをしていたのだ。
豊田「あ~…また負けたかぁ…」
矢部「陣内くん、強いでやんす…」
陣内「ふっ…そう思うだろ?何たってオレは雛見沢で頂点に立った男だぜ?」
豊田「それは凄いやぁ。あはははは」
陣内「はっはっはっ」
矢部「ぐふふでやんす」
三人の笑い声が飛び交う中、その背後に揺らめく影があった。
鈴木「お前なぁ…」
豊田「はっ…!?殺気!?」
陣内「マズい!!逃げろ!!」
矢部「上に同じでやんす!!」
危険を察知し、逃げ出そうとする三人。
だが、それが許されるわけが無かった。
友沢「少しは真面目に…」
みずき「なりなさい!!」
ゲシッ!!ガシッ!!ドガッ!!
豊田「ぎゃっ!?」
陣内「ぐえっ!?」
矢部「ぐはっ!?」
三人に対して鈴木、友沢、みずき率いる『突撃!!レッグラリアート部隊』のレッグラリアートが一斉にそれぞれを強襲した。
無双の槍部隊もびっくりするぐらいの統率力、モンゴルマンも驚く程の威力だった。
そしてそれを受けた豊田、陣内、矢部の三人は崩れ落ちる様に倒れ、しばらく立ち上がることは無かった。
豊・陣・矢「\(^o^)/」
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