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「いったー」
誰だ?動物か人間か??
いや動物じゃない人間だ。男か女か??
女だ!しかも弱々しい少女だった。
「あんた誰??」
かわいい少女がそう言った。俺は
「お前こそ誰だよ!!突然降ってきて」
「私は杏、栗林杏」(くりばやし きょう)
栗林杏??栗林・・・なにかが引っ掛かる。
なんだろ・・「あんたは??」
「俺は、神屋公平。」
考える時間を与えない女だ。
「神屋公平・・・ふ~ん。変なの」
「なっ!変ってなんだよ!!」
「私もう行くから じゃあね」
「おいっ待てよ!!」
俺は走っていく少女の背中を見つめていた。
そして・・・
「あー!もう日が沈んでるー!!」
「あの女のせいだー
最悪~・・・」
俺は愚痴を言いながら帰っていった。
ポチッ
明かりがつき家の中を照らす。
「ただいま~」
返事がない。
「そりゃそうか・・・」
俺はあの少女を思い出しながら眠りについた。
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