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★ ★ ★
テイク2。
そこは、とある川原の一軒家。
決して、自称家という建物ではなく、一軒家である。
その居間にて、カラフルな人達が談笑していた。
「たっ、大変だぁー」
そう棒読みながら、居間の扉を開け放ったのは、初音ミク――緑のツインテール――だ。
「な、なんだー? どうしたんだー?」
音羽カイト――青い髪に青いマフラーを装備――がそれに、棒読みで聞き返した。
「なんとー、この家ごとー、電子世界とは全く違う世界にー、飛ばされちゃったみたいだー」
ミクは、自分達の置かれた状況を、棒読みで全く急ぐことなく告げる。
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